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■ 連載 「ニューヨーカーの条件」 第13回 
自分が納得した時にやめる。
チャンスは諦めない限り何度でもやってくる。

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私の後輩が主催する音楽祭が今回で10回目になる。ところが、
開催直前でキャンセルになってしまった。すでに告知も終わり、
参加アーティストも決まっていた。

理由はこの不況下、あてにしていたスポンサーが突然降板、すべ
てが振り出しに戻ったという。泣きじゃくる彼女にかける声も失った。

数日後、冷静を取り戻した彼女から、今後はどうするべきかとい
う相談を受けた。

私は彼女に「やめるのは簡単。いつでもやめられる。他人にやめさせら
れるのではなく、自分が納得した時にやめればいい」と言った。
私は常日頃、この思いで物事を乗り越えてきた。

今は、100年に一度の不況とマスコミは騒いでいる。確かに状況は日に日に
悪くなってきている。私の周りでも家を追い出されホームレスになった人や、
リストラ、倒産してしまった人もいる。能天気ではいられない状況だ。

しかし、景気が悪いときでも儲かっている人はたくさんいる。

そこを考えなければいけない。事実、景気のいい時でも、儲かってない人
はごまんといる。不況に強いビジネスモデルを考えて、
不況をチャンスに変えなくてはいけない。

先日、「昭和のジョン万次郎」と呼ばれ、アメリカで半世紀頑張ってこられた
竹中征夫社長を紹介された。
竹中さんは、10代の時に渡米し、65年にユタ大学を卒業、8大会計事務所の
ひとつ、ピート・マーウイック・ミッチェルに日本人では初めて採用された。
その後、67年にCPAの資格取得し、通常13年かかるといわれているパートナーに、
わずか8年でなるスピード出世。

彼は、自分が日本人であるという強みを生かして、日立、三菱、ホンダ、マツダなど
の大企業の会計処理を次々と手がけアメリカ人たちに認めさせた。
時代の波に乗り、89年に独立し、M&Aの会社を立ち上げた。

現在も現役で活躍されている。そんな竹中さんに、私が主催する会で講演して頂いた。
その中で、「不況こそチャンスあり」と力説していた。

バブルなど数々の試練を乗り越え、在米50年に裏づけされた話は説得力があった。
彼曰く、不景気の時にはじめたビジネスは強い。
不況に作られた会社は足腰がきちっとできて、その後成長できる。
好景気にできた会社の方がむしろ潰れやすいと。

確かに、不景気だった頃に作った私の出版社は健在で、ネットバブルの時に
作ったアニメの会社は悔しくも潰してしまった。

物事は渦中にいる間は何かと不安に思うが、あきらめないで続けていれば
意外にも乗り越えてしまうものだ。

ありきたりの言葉だが、逆境はチャンスである。
この不況を乗り越えれば本物になれる。

私も日本のバブル、ITバブル、9・11テロと経験してきた。
こんなことで負けてたまるかと思う。一度、途中でやめてしまったら、
やめ癖がついてしまう。
どんなことでも、乗り越えれば次に進める。その積み重ねが自分への自信に繋がる。

テロを経験したニューヨーカーは強いと思う。私は、テロで倒産を体験したが、
辛かった時に日本に帰ろうとは思わなかった。
強制送還なりされて、ニューヨークを追い出されるまでは居続けようと思い、
気がつけば在米20年になってしまった。

自分で納得したらこの土地を離れればいいと思っている。
実は、私はニューヨークに住むことにそんなに強い執着心は持っていない。

やり始めたことは最後までやろうというのが私の信条である。

交流会もフリーペーパーも続けてきた。何度も危機が訪れた。
しかし、やめずに続けてきた。変にしがみつけとはいわないが、
自分が続けたいと思ってきたことを、外敵によってやめるのではなく、
自分が納得したときにやめる。それは失敗とは言わない。

失敗とは途中で投げ出した時だ。諦めない限り、終わらない。

チャンスは諦めない限り何度でもやってくる。

板越ジョージ

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by amedorinewyork | 2008-12-21 02:22 | ニューヨーカーの条件

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