新連載「ドクターワイス前世療法を語る」 1


世界的なベストセラー「前世療法」、「魂の伴侶~ソウルメイト」などを数々発刊しているブライアン・ワイス精神科医はヒプノセラピー(催眠療法)を使いクライアントを前世に退行させることで現在抱える問題の改善を目指すという前世退行催眠を発案した第一人者だ。最近では、人気トーク番組オプラショーにも出演しさらに人気が急上昇。日本ではテレビ番組「奇跡体験アンビリーバボー」で06年に特集された。スピリチュアルの世界で彼を知らない人はいないだろう。

前世退行療法とはどんな療法なのでしょうか。

ドクターワイス(以下BW):前世退行催眠療法とは時間をさかのぼって人々の症状や、恐怖や、対人関係の問題の根源をさぐりだす行程です。催眠療法を使って前世を思い出すと、人間の魂は永遠だということを知ることが出来ます。またあなたの対人関係や症状についても理解出来るようになります。例えば、前世で水に溺れて死んだ人が水に対する恐怖があったり、昔脇腹を侍の刀で切られた人が、脇ばらに痛みを感じていた等、前世を思い出す事によって解消されていくのです。

前世療法の本を「輪廻転生」の考え方のない米国文化の中で出版してみていかがでしたか?

BW 米国は日本のように前世に対してオープンではなかったので大変でした。ですから、キャサリンとの治療*が終了してから5年もの間、私は出版を躊躇していました。私はその頃、マイアミのマウントサイナイ病院精神科の部長をしていましたから、あのような本を出版するのは非常に危険だったのです。しかし、最終的に私は本の出版に踏み切りました。というのは、たくさんの患者が喪の感情から解放され、症状が良くなっていくのを臨床の現場で見たからです。
(*キャサリン:BWの最初の前世治療の患者。子供時代への退行催眠中に彼女は偶然にも前世へ退行してしまう。その後BWと前世治療を続け不安症状が完治する。彼女との治療が土台となり前世療法が発展していった)

出版するのは危険であったとおっしゃいました。実際にどのような問題がおこりましたか?

BW:特に精神科医からの反応は批判的でした。これは標準的な治療方法ではないとか、どこにも証拠はないとかそういうことを言われました。でも実は多くの証拠はあったのです。臨床の仕事をしていく中でデータを集め、事例研究を出版していくことで証拠はどんどん溜まっていきました。ただ、事例を集めるのには時間がかかります。

先生は非常に危険な一歩を踏み出されたんですね。

BW:そうです。私の医師免許は一時剥奪されそうになった位でした。しかし最終的に大丈夫でした。なぜなら精神科医仲間からたくさんの援助があったからです。多くの医師は実は患者が前世の報告をする経験を持っていました。でもそうした医師の多くはそのような事例を公にして糾弾されることを怖がっていました。そんな彼らが私のことを援助してくれたのです。彼らは「ドクターワイスは真面目でいい精神科医だから医師免許剥奪は止めて欲しい」と言ってくれました。彼らの多くはマイアミ医科大学の私の教え子達でした。彼らの援助があったので、それが抵抗勢力とのバランスを取ってくれました。おかげで私は医師免許を失わずにすみました。でもしばらくの間は不穏な日々が続きました。あれは私の背負ったリスクでした。しかし、今では前世療法は世界中に広がっています。私の最初の本「前世療法」は今では、日本語をはじめ35種類以上の言語に訳されています。あの時、勇敢であって良かったと思います。 (続く)

聞き手・文 花川ゆう子 Ph.D.
写真・構成 板越ジョージ

初出:月刊「アメリカン★ドリーム」9月号
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略歴
Brian Weiss, M.D. 精神科医: コロンビア大学卒業後、イエール大学医学部医学博士号を取得。FL州マウントサイナイ病院の精神科部長兼マイアミ大学医学部精神科の教授を勤めた。今までに8冊の前世療法の本を出版。現在は、個人開業を離れ前世療法のワークショップを世界各国で行っている。www.brianweiss.com

花川ゆう子 Ph.D. 臨床心理学者:NYU修士課程卒業後、アデルファイ大学臨床心理科博士課程修了。現在セントルークス病院の外来精神科クリニックで勤務。個人開業では従来の心理療法にヒプノセラピーを織り交ぜたホリスティックな治療を行っている。www.flowerrivers.com
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by amedorinewyork | 2008-09-29 10:08 | 対談・Dr. ワイス

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