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2001年9月11日のテロ後、私は経営する会社を大倒産させ、
たくさんの人々に迷惑をかけた。財政的にも、精神的にも2度と
立ち直ることはできないだろうと落胆した。

しかし、もしもう一度人生をやり直すことができたならば、自分らしく生きたい。
“ライフスタイル”を大事に生きようと心に誓った。

俄かミリオネアを味わった時、「これが私の目指していた成功なのか」と
自問自答をしていた。ビジネスの成功のためには、たくさんの犠牲を払ってきた。
すべてビジネスのためであると自分に言い聞かせ、一心不乱で働いた。

しかし、それが本当に正しいのか…。

先日、長年お会いしてみたいと思っていたアメリカの精神科医ブライアン・L・ワイス博士
と対談することができた。世界的なベストセラーを出している博士は、翻訳著書「前世療法」、「魂の伴侶~ソウルメイト」などが日本でも出版され、精神世界では知る人ぞ知る著名人だ。

ワイス博士は、キリスト教信者が大多数のアメリカで「輪廻転生」を説き、危うく医師免許
を剥奪されそうになった。人の心の傷を癒やす催眠療法の先駆者でもある。コロンビア大学を卒業後、エール大学医学部で医学博士号を取得。

現在はマイアミにワイス・インスティチュートを設立し、講演、セミナー、ワークショップなどを行い、世界中からひっぱりだこだ。

私は有名人にありがちな、ぎらぎら感があるかと思ったが、やさしく引き込まれてしまうような癒しのパワーで、この人にだったらなんでも話せてしまいそうな気持ちになった。

博士との対談で一番印象に残ったのは「バランス」という言葉だった。
博士は、働きすぎている人たちに対して「仕事がすべてではない」と断言する。

「日本は働く事ですばらしく発展したが、心の内側への旅、ということも大切にして欲しい」
と言う。

バランスを取り込む事で仕事もさらに効率よく出来るようになる。
もしかすると16時間働くのではなく10時間で出来るようになるかもしれない。

バランスのある人生は、
「すべての要素を正しい視点から見る事ができるようにしてくれます。時間を働くだけでなく、遊びや、考えることにも使うこと」
だと。

食事と同じ。食べ過ぎてもいけないし、食べなさすぎてもいけない。
極端に走らないで、すべてにバランスをみいだす。

「バランスとハーモニーがある時、安らかさを感じるでしょう。安らかに感じる時、人の健康状態はよくなる。肉体的健康なり、感情的健康なり。中道をとることが私の意味するバランスです」。
簡単なことではない。

この今の瞬間を大切にする、
「この瞬間にある安らかさを感じなさい」
と博士は言う。

実は、先日引越しをして今私は、マンハッタンから車で45分南へ行ったビーチフロントに
住んでいる。窓からは180度大西洋を眺める。
夏だというのにエアコンをかける必要もなく潮風と波の音に癒されながら生活している。

7年前にこんな生活をするなんて思いもしなかった。朝日の眩しい早朝から机に向かい、
書斎の窓から水平線を見ながら仕事をし、午後には海へ飛び込む。

こんな平和なことをしていいのかと自問してしまうこともある。
しかし、私は“ライフスタイル”を大切に生きると決めた。

部屋を綺麗に掃除し、植物を育て、海岸を散歩する。
そんなことが、今の自分には大きな意味がある。

自分の生活を大切にすることが、人に対して余裕を持って接することに繋がる。
お蔭様で、今では公私共にすばらしい仲間達に囲まれ、仕事そして人生を楽しみ
始めようとしている。

がむしゃらに働かなくてはゴールを達成出来ないと考えがちだが、中道を見つける事も大切。
人生はバランスだ。カラダと心の統合を目指して、バランスを持って仕事に臨む。自分の生活をエンジョイすることも、成功の近道なのかもしれない。

ニューヨーカーの条件10 バランスが肝要。余裕を持つ大切さ。_f0088456_1310268.jpg


by amedorinewyork | 2008-09-05 23:50 | ニューヨーカーの条件

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