不況に勝つ!
2008年 08月 19日
楽しかった夏はもうじき終わりになり、新学期のシーズンになります。
来月からは、一年で一番大切なクリスマス商戦に向け、年のしめく
くりに向けて準備に取り掛からなくてはいけません。
ガソリンの値段は少しづつ下がってきましたが、アメリカ経済どこまで
不況に落ちていくのかと心配がありますが。。。。
不況と言えば、日本マクドナルドの創業者の藤田田氏は著書で
こんなことを言っています。
世の中には、ふたこと目には「景気が悪い」という人がいる。商売
がうまくいかないと、自分の頭の悪いことを棚にあげて、景気の悪い
せいにして、責任をすり替えてしまう。これは間違っている。
「景気が悪い」ということは、儲からない”原因”ではなく、与えられた
”条件”にすぎないのだ。与えられた”環境”だといってもいい。
そういった”条件”のもとで、あるいは”環境”の中で、どうしたら儲かるの
かを考えなくてはいけない。
景気が悪いという”環境”をかえていくのは総理大臣の仕事であって、
われわれの仕事ではない。
自分が怠慢で、サボっていて、頭が悪いことを、すべて景気が悪いことに
なすりつけているようでは、絶対に儲からない。こういう人は、景気が
いいときでも儲からない人である。
事実、景気のいいときでも、儲かってない人はごまんといる。逆に、景気が悪い
ときでも儲かっている人はたくさんいるのだ。そこを考えなければいけないのだ。
「景気が悪い」ということは、いってはならない。景気が悪いことと、儲からない
ことは、まったく関係がないからだ。
引用:「天下取りの商法」藤田田著 KKベストセラーズ刊
確かに、不況の時にも必ず勝ち組はいます。
不況に強いビジネスモデルを考えて、「不況をチャンス」に変えた
いものですね。
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■ 連載 「ニューヨーカーの条件」
第9回 世界を動かすユダヤ人から学べ
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私がNYで起業した時の最初のお客さんは、5番街でクリニックを
持つユダヤ人医師だった。公私共にお付き合いをし、随分とビジ
ネスに関して教わった。
数年前に再会した時のことだ。私が事業に失敗し倒産したことを
話すと、彼は言った。「失敗して、これでやっと我々の仲間入りだ。
偉大な実業家は必ず失敗をしている。これで君も実業界で博士号
を取ったのだよ」と。
失敗なくして、事業の成功はないと言うわけだ。日本では失敗し
たことで、まるで罪人のように手痛い烙印を押されるが、歴史的
に様々な迫害を受けながらも、気丈で頼もしいユダヤ人らしい言
葉だと感じた。
ユダヤ人といえば「銀座のユダヤ商人」の異名をとる日本マクド
ナルドや日本トイザらスの創業者藤田田さんを思い出す。残念な
がら、2004年に亡くなられたが、事業に成功しただけではなく
「ユダヤの商人」等のベストセラー本を出し、ソフトバンクの
孫正義さんをはじめ、多くの起業家から「金儲けの天才」として
尊敬されていた。
その藤田さんから亡くなる前年に直筆の手紙を頂いた。私はそれ
を遺言のように大切にしている。マクドナルドの便箋に、細かい
字がびっしりと詰まっていた。そこには
「NYでビジネスをするのは、ご苦労が多いと思います。が、事業
は1人では出来ません。良いユダヤ人と組んで事業を進める事で
す。日本人はアタマがユダヤ人のように働きません。ユダヤ人は
賢明です。事業は私のモットーである”勝てば官軍”です。アメ
リカは日本と違ってパートナーシップが発達しています。広い心
を持ってパートナーと組むべきです。又最初から大物を狙い事業
を進めるべきで、小物を狙うのは容易ですが大成は望めません」
と書かれている。
そして「アメリカは知恵があれば事業拡大しやすい国です。日本
の様にネタミとかヤッカミがありません。大いに頑張り石に、
かじりついてもやり通す強いに人なってください」と結んであっ
た。
金融、メディア、法律、医療に強い勢力と影響力を持つユダヤ人。
彼らは金を道具として考えている。だからこそ、誰はばかること
なく正々堂々と金儲けに徹することができる。
日本人の私は時折、長年の友人でもそのドライな金銭感覚に舌を
巻いてしまうことがある。
そもそもユダヤ人とは?という疑問を持ち、ユダヤ人を知りたく
て、湾岸戦争の翌年に、イスラエルのテルアビブ大学に留学した
ことがある。クラスメートの親は、弁護士、医師、会社社長だら
け。勉強をしてないように見えたが、皆優秀でびっくりした。
ユダヤ人は、人種ではなく、ユダヤ教を信仰する者(宗教集団)、
あるいはユダヤ人を母親にもつ者(民族集団)という2つの捉え
方がある。多くの大企業の設立者や天才科学者にユダヤ人がいる
(ロスチャイルド、アインシュタイン、スピルバーグなど)。
しかし、優秀がゆえに疎まれて、第2次世界大戦時ではナチに大
虐殺を受けたという悲しい歴史もある。
日本だと日本のマナーを気にするが、NYにいるなら世界レベルで
やりたい。何といっても、そういうものに身近に触れられるのが
NYの醍醐味だ。NYはユダヤ人だらけ。せっかく、NYにいるのだか
ら世界のビジネスの最先端を行く人々の術を盗んだほうがいい。
ユダヤ人のしたたかさ、合理性、国際感覚、倫理観を学びたいものだ。
メルマガより
by amedorinewyork | 2008-08-19 23:33 | 自己啓発