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■ 連載 「ニューヨーカーの条件」 第8回
 Work Hard, Work Smart.. ニッチを掴め!

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「ニッチ(隙間)をつかむと案外簡単にアメリカで成功します」。

NYには世界各国から、一番になりたい人間が我も我もと押しか
けてくる。それを「ラットレース」と言う。

そんなラットレースを勝ち抜いた日本人の元祖は、間違いなく
紅花レストラン創業者ロッキー青木さんだろう。
アフロヘアにモンゴリアン髭のロッキーさんは、マスコミを上手
に使い、アイディアと冒険の数々で人生を切り開いてきた達人。
NYに住む日本人では数少ない成功者といえる。

ロッキーさんは1959年慶応大学に在学中に、大学レスリングの
遠征として渡米。400ドルを元手にハーレムでアイスクリーム屋
を始めた。

当時のハーレムは超危険地域。暴行されたり刺されたりしたが、
それでも負けずに根性で翌日には同じ場所でアイスを売って、
1万ドルを貯めた。

残り1万ドルは銀行から融資を受け、2万ドルを元手にNYで紅花を
創業した。

当時の日本では、お好み焼き屋が流行ってた。
アメリカ人は面白いもの、変わったものを常に探している人種。
だから「お好み焼き屋をやってみよう!」と思ったそうだ。しか
し紅花をオープンした1960年代、お好み焼きを食べにくるアメリ
カ人などいるはずもなく、お店は全く流行らなかった。

どうしたものかとアメリカ人を見ていると、お好み焼きから肉だ
けを拾って食べていた。
そこでアメリカ人は何が好きなのか独自に研究した結果、
1、ステーキ、
2、鶏肉、
3、海老
だということがわかった。

そこで鉄板焼きに業態を転換した。

ちょうどその頃、父親がNYまで応援に駆けつてくれた。
お好み焼きではつまらないから、何か面白いパフォーマンスをし
たらいいのではないかとアイディアをだしてくれる。それが今の
紅花スタイルという鉄板曲芸パフォーマンスとなった。ヘラを回
してみたり、海老をお客さんに飛ばしてみたり。

このアイディアのお陰で、新聞やテレビの取材が殺到。
突然お店が流行りだした。ヒルトンホテルのMr.ヒルトンも紅花
のファンになり、ヒルトンホテル内にオープンしメジャーの仲間
入りを果たした。

成功のきっかけは意外なところにあったのだった。

「ラットレース」を勝ち抜くためには「ニッチ」を掴まなくては
いけないとロッキー氏は力説する。

世の中は常に変化している。今の人の心を掴むのが鍵であるとい
う。
日本では20代がトレンドリーダーといわれるが、アメリカでは
40代前後のマーケットが大切だと言う。

ロッキーさんのモットーは “Work Hard、 Work Smart”だ。

一生懸命に働き、そして賢く生きる。

ロッキー氏は「メディアを使って全世界に面白さを伝えたことが
大きなきっかけとなった」と振り返る。

Hardだけではなく、Smart(賢さ)も合わさって今の成功がある。

板越ジョージ

by amedorinewyork | 2008-06-06 01:47 | ニューヨーカーの条件

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