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8月15日は終戦の日。

戦後61年が経ち日本は戦争を永久にしないと決める。
しかし世界のあちこちではまだ戦争が続いている。
世界で唯一の被爆国として、永久にこの世から戦争がなくなる世の中を強く切望します。

まず、この1枚の写真を見てください。

あなたは何を想像しますか。
8月15日終戦の日 ニューヨークより_f0088456_12472267.jpg


焼き場に立つ少年

1945年9月--佐世保から長崎に入った私は、小高い丘の上から眼下を眺めていました。
10歳くらいの少年が歩いてくるのが目にとまりました。おんぶひもをたすきにかけて、幼子を背中にしょっています。
重大な目的をもってこの焼き場にきたという強い意志が感じられます。しかも、裸足です。
少年は焼き場のふちに5分か10分も立っていたでしょうか。
白いマスクの男たちがおもむろに近づき、ゆっくりとおんぶ紐をとき始めました。
この時私は、背中の幼子がすでに死んでいるのに初めて気がついたのです。

(中略)

まず幼い肉体が火に溶けるジューという音がしました。それからまばゆいほどの炎がさっと舞たちました。
真っ赤な夕日のような炎は直立不動の少年のまだあどけない頬を赤く照らしました。
その時です、炎を食い入るように見つめる少年の唇に血がにじんでいるのに気がついたのは。
少年があまりきつく唇をかみして噛みしめているため、唇の血は流れることなく、ただ少年の下唇に赤くにじんでいました。
夕日のような炎が静まると、少年はくるりときびすを返し、沈黙のまま焼き場を去っていきました。

Joseph R O'Donell (インタビュー・文/上田勢子)「写真が語る20世紀 目撃者」
(1999年朝日新聞社)より抜粋

この写真の説明をもらったとき、私はある種の衝撃を受けました。

唯一の被爆国の日本人として平和について今一度考えてみたいと思いました。

この写真と朗読CDを紹介してくれたのは、NY在住の山本徹さんです。
「彼は KIDS FOR THE FUTUREという非営利団体をNYに創立しました。
戦争によって被害を受けた世界中の子供たちの救助・支援をするための団体です。

この写真と朗読はCD「にんげんをかえせ」に収録されています。

もともとの活動は反核・平和の記録映画3部作10フィート映画のうち、「にんげんをかえせ」と「予言」の英語版を
全米で上映普及する権利を得た山本さんが、この映画を学校などで上映したり、配布したりするためにつくられた団体です。

今後は9月にJohn Jay Collegeを皮切りに、全米の大学で上映会と講演会を開催する予定です。
1ドルから受け付ける寄付者には全員、DVDを配布する。
寄付金を募り、フィルムのデジタル化やDVD化をすすめ、全米約10 万校に配布したいと切望しているようです。

(ボランティア活動にご興味のある方はinfo@kftf.orgまでどうぞ。 http://www.kftf.org/)

アメ★ドリではこの活動を支援することにしました。

唯一の被爆国の日本人としてまた、9・11のテロに被害にあった者として
真剣に平和について
今一度考えてみたいと思います。

アメリカ同時多発テロ関連のブログ始めました。
是非、見てください。


http://newyork911.exblog.jp/

よろしくお願いいたします。

by amedorinewyork | 2006-08-15 12:50 | 自己啓発

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