これからの日本への助言
2010年 01月 15日
皆さんにシェアします。
これからの日本への助言(朝日)
エズラ・ボーゲル(ハーバード大名誉教授、Japan as No.1著者)
ピーター・バラカン(ブロードキャスター、ロンドン生、来日35年)
文責: 中村正董
1、ボーゲル先生: 10年先の経済像描け
1) 以前、書物で日本がNo.1と言ったのは「義務教育水準、会社への忠誠心、長寿など」に米国は学べる点が多いと言う意味だった。
2) 日本に今必要なのは、競争力や技術の基礎として「国際競争力のある大学」。
3) 大学教育に「会話力を含む英語教育」が足りない。これが、「国際的に一流の人間を集めること」の阻害 要因になっている。日本の取組は全く不十分。
4) ここ30年で、日本と中国の大学を比較すると、中国は英語力で抜本的に変化した。
5) また、日本人が「内向き」になっている。海外で挑戦する精神が必要だ。
6) 日本にはいい面がまだいっぱいあるが、抜本的に制度を変える必要がある。
日本にその危機感が無いのが心配だ。
2、バラカン氏: 開いた社会に。内向きなカタカナ英語。ノーと言える国民になれるか?
1) 最近特に気になるのがカタカナ英語。「マネー(金)」は「マニ」が近いのに等。
2) こんなのが無数だが、特にメディアと教育現場が聞く耳を持たない。
3) 島国で、ちょっと閉鎖的で、「自分達は特殊」の意識で、日英は似ている。
4) 英国には第二次大戦後旧植民地からたくさんの移民がきた。露骨な差別や醜い事件が沢山起きたが、 英国は次第に変わってきた。今や肌の色が違う「英国人」に違和感はない。日本は同じ経験をし始めて いるが難しい時期だ。
5) 心配なのは、日本に「個人主義」がなかなか根付かないこと。「2ちゃんねる」もラジオも匿名が多い。 「国際化」とは「いろんな価値観を受け入れられるか」だと思うのだが。
6) 確かに、「頑張らず、質素に、伝統の文化や生活を守る」のも一つの選択肢だとは思うが、
どう決めるのかは日本人だ。
7) 日本は、世界で起きていることへの感度も低かった。英国はイラク戦争は止められなかったが、
ブッシュに従ったブレアに不信を突きつけた。「市民的不服従」は民主主義には不可欠だと思う。
8) 日本で、「ノーと言える国民」にどこまでなれるかな?

日米イベント情報
第10回 東京NYアメ★ドリ交流会 1月22日(金)
「品格ある日本人の英語」著者 曽根宏氏
第18回 NYビジネスセミナー 1月27日(水)
米国フランチャイズビジネス事情 大倉和夫氏、John Armstrong氏
第80回 月例ニューヨーク異業種交流会 1月29日(金)
ラッフル大会、映画監督 我謝京子氏
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by amedorinewyork | 2010-01-15 19:14 | 自己啓発