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ニューヨーカーの条件16回 
本当の金持 エセ金持ち


「本当の金持ちと、エセの金持ちの違いが分かるか?」

昔、ある社長に言われたことがある。それは家に置いてある物の量で分かるという。
世の中にお金持ちは沢山いるが、それが真のお金持ちか、そうでないかは家に行ってみればわかる。

お金の持ちの家は概して物が少なく、すっきりと整頓されている。
反対にそうでない家は色々な物であふれている。
これは少々大胆な言い方だが、つまりは真の金持ちとは、物を厳選して選び、
整えるセンスと余裕までもがあるということ。そしてエセ金持ちとは、金に任せて欲しいものを買い、
物を増やす一方で、それをどう扱っていいのか判断のつかない者を指す。

NYでは自分の空間をおろそかにしていると、その人間や仕事に対する評価につながることさえある。
これはとても良い感覚だと思う。

今の暮らしの中でほんの少し心がければできる事であり、余裕を持って快適に生活することで
仕事の質も上がる。
講演活動などして立派に人前で話をしている人が、実は家の中はぐちゃぐちゃだったりすると、
言っていることとやっていることに矛盾を感じてしまう。

きれいにすることは義務ではなく、心がけだからだ。
心に余裕を持ち、環境を整え、快適な生活基盤を持つこと。
それも一流の人間の条件だとニューヨーカーは常識のように考えているように思う。

私の場合、心が乱れている時や、忙殺される時はやはり部屋がちらかってしまう。
しかしどんなに忙しくてもベッドメーキングは必ずホテル並みにきれいに行っている。
これを心のバロメーターにしている。
自分の暮らす部屋と自分の心身はつながっているとどこかで聞いたことがあるからだ。
疲れているからといって、部屋の掃除をおろそかにしていると、余計に疲れがたまってしまう。

また、毎朝の習慣として、起きると真っ先にカーテンを開ける。
真冬以外は、窓を開けて空気の入れ替えをする。朝起きたらまずカーテンを開けてみて欲しい。
天気のいい日などは、とても気分が良くなる。雨が降って曇り空だと少し憂鬱な気分になるが、
たまにはそんな日もある。

太陽の光を、朝一番に感じる。たったこれだけで一日を気持ちよく始めることができ、
部屋と一緒に自分も日光浴をする。

都会の無機質の中にいるからこそ、ニューヨーカーは意識的に部屋に花や緑を置いている。
NYの街角のあちらこちらにあるデリの店頭にはたいていバラやユリなどの花が売られている。
それだけ需要があるのだ。仕事帰りに気軽に花を買っているサラリーマンの姿などをよく見かける。

日本では男らしくないことのように思えるが、私もこちらに来てから植物を育てるようになった。
やってみるとわかるが、花や緑をきれいに保つ事はなかなか手がかかる。

そういう事を当たり前のように男も女も老若問わずやっている所に、生活レベルの高さを感じる。
日本のように「男の一人暮らしだから、汚くても、センスが悪くても仕方が無い」という言い訳は
NYでは通用しない。

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by amedorinewyork | 2009-03-14 01:09 | ニューヨーカーの条件

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