ニューヨーカーの条件 
第26回 チャンスは2度ある


トム・ハンクス主演の「フォレスト・ガンプ」は私が好きな映画の一つだ。
この中に忘れられない印象的な一フレーズがある。
主人公のフォレストがニューヨークで知合ったばかりの売春婦と新年を迎えようとしていたときのことだ。
売春婦はカウントダウンの途中で次のようなセリフを言う。

“Everybody gets a second chance”

誰にとっても新しい年はセカンドチャンスである。売春婦であろうと今日が過ぎれば明日を迎える。
新年は皆にとってやり直しのチャンスなのだ。

聞いた話だが、ある有名なカメラマンが同じ事を言っていた。「チャンスは2度ある」と。

カメラマンとして成功をしたければ、常にカメラを持。
画家で成功したければ、常にスケッチブックを持ってなければいけない。

ライターなら、ペンとノートだろう。
成功したければやるべきことはそれだけだといっていた。

一度目のチャンスの多くはむこうから偶然自分の方へやって来る。
偶然やってきたものが多いから、うっかりつかみ損ねたり、それをつかんだとしても、
つかみ続けるノウハウがなかったりする。

しかし一度目のチャンスをつかみ損なっても、これを教訓にして、二度目のチャンスは見逃さない。
むしろ自分で作る。二度目のチャンスは自分でコントロールできるのだ。作れるといってもいい。

自分のやりたいことを成功させるためには一度目のチャンス生かして学び、
二度目のチャンスに持って行く。実は勝負どころは二度目なのだ。

例えばカメラマンが電車に乗っていて、面白い被写体が見えたとする。
そのときカメラを持っていて一瞬を捉えるかどうかが一度目のチャンスだ。
しかし、それを逃したとしても、その悔しさをずっと心に抱き続け、撮れなかった被写体を追い求める。

そして、その次に出会うときまでそのことを思い続けることが大切だ。
しまったと思うことが大切。求める心を求める。チャンスは平等にやってくる。
二度目にチャンスが現れたときに手を出せるかどうか。それが才能だと。

その人は一度目のチャンスを偶然ものにしてしまった人より、それを逃す恐ろしさを知っている
分強いとも言える。

ネットバブルの九〇年代後半は、自分が断っても断っても億単位の投資話や提携話が持ち込まれていた。
これはたまたま時流に乗った、偶然の一度目のチャンスだった。それが九一一のおかげでもろくも崩れ去る。

一度目のチャンスをたやすく手に入れてしまった私は、それを守る術を知らなかった。
そして今、二度目を自分で切り開いている。自分の今の目標は仕事の質や内容を高めて、
また自分に新たなチャンスを呼び起こすことだ。

この 二回で 一セットというチャンスのリズムを繰り返しうまく作ることが夢実現への近道ではないだろうかと思う。しかし実は、人生においてそのリズムを作ることこそが難しい。精神的にも物理的にもくじけそうになる。それでも私はこう信じている。「私にとって必要なものなら必ずもう一度現れる」と。

新しく迎える二〇一〇年を楽観視することは難しい。
新年だからといって「今年こそは飛躍の年に」などと能天気に期待することはできない。
でも新年がセカンドチャンスだという思い、「不況の時こそチャンスだ」という意識はある。
チャンスは意外なときにやってくる。チャンスは平等にやってくる。
一度は逃しても二度目のチャンスが現れたときに手を出せるかどうか。それが才能だと。  

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by amedorinewyork | 2010-01-07 00:45 | ニューヨーカーの条件

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