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第15回 全財産を使ってでもすべき「気分転換」

寒い季節になるといつも鬱ぎみになる。
寒さの厳しいニューヨークでは大体11月の後半から4月くらいまでは
この鬱々とした気分に悩まされる。

久しぶりに恩人に会った時のことだ。私が冬のニューヨークの厳しさを愚痴った。
その頃はビジネスもうまくいっていなかった頃で、冬が来るとブルーになり鬱になると告白した。また冬が来るのが怖いともぼやいた。

すると、その恩人は聞いてきた。「じゃあ、どうすればあなたは元気になるんの」と。
私は「燦燦と晴れた暖かいところに行きたいです。海が好きなので、きれいな海へ行きたい」
と答えた。

それに対し彼女は言った。「じゃあ、その暑い海のあるところに行けばあなたは鬱にならないで、元気でいられるの」。

私は、でも今はお金がないし・・・と言いよどんだ。
すると彼女は少し怒った声で言った。
「気持ちが元気であれば、何でも乗り越えられるのよ、そんなところでお金をケチってどうするの。全財産を使ってでもすぐに旅行に行きなさい。元気になればいくらでもまたお金を作ることができるのだから」。

その言葉に私ははっとした。そして彼女の言うとおりに、旅行に行くことに決めたのだった。
手持ちのお金は支払にまわさなくてはいけない大切なお金だった。

しかし、私はそのお金を使って無理やりに旅行に行った。
ちょうど運よく、特別価格でカリブ海のパッケージがあった。

そこは降り注ぐ太陽と真っ白な浜辺と透き通るような海。心を癒す潮風。
朝からボーっと海辺で大好きなピナコラーダを飲みながら、雑誌や本を読んで
静かに幸せな時間を過ごした。

すっかり日に焼け、真冬のニューヨークに戻ってもしばらく体がほてっていた。
私は完全に癒されたのだ。

確かにお金の問題ではなかった。お金をどう使うかが問題だと思った。
その時に1番私に必要なことは気分がめいらないで現実に立ち向かうこと。
鬱な気分にならないこと。

すっかり元気になった私は、その勢いで今まで嫌で山済みになっていた仕事
に立ち向かうことができた。

この出来事を教訓に、気分がめいりそうになったら旅行にでかけるように心がけている。

*ちなみに、冬になると落ち込むのは、「ウィンター・ブルー(冬季鬱)」とも呼ばれ、
雪国などの日照時間の少ない地域に多く見られる病気だそうだ
。日照時間の短縮によるホルモン分泌の変化などが原因。
冬季うつ病の治療には、規則正しい生活、光を浴びること、栄養と休養が大切のようだ。

ニューヨーカーの条件 ~全財産を使ってでもすべき「気分転換」_f0088456_13182597.jpg


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by amedorinewyork | 2009-01-30 13:21 | ニューヨーカーの条件

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